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LD 発達障害

LD(学習障害)とは?

2017/06/26

LDとはどんな状態でしょう?

LDは知的障害ではないけれど、読み書き算数などの特定の学習分野でひどい遅れがでてしまい、困っている状態です。

全体の知的能力は知的障害者の範囲ではないのに、脳内の特定した分野の働きのわずかな不具合やアンバランスがあるため、物事の習得や学業の成績に差しさわりが出てしまっ発達状態のことです。

LDかどうかは小学校に入学して学習という課題を与えられるまでは、ほとんど気づかれません。はじめは特定の科目、例えば国語や算数といった主要科目での成績のつまずきから現れます。

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LDの定義

文部科学省が決めたLDの定義です。

基本的には、全般的な知的発達に遅れはないが、聞く・話す・書く・計算する、または推論する能力のうち、特定なものの習得と仕様に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。
学習障害は、その原因として中枢神経に何らかの機能障害がると推定されるが、視覚障害・聴覚障害・知的障害・情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。

LDの原因

LDの原因として考えられるものは以下のようなものがあります。

  • てんかん発作やてんかん性の脳波異常
  • 脳の傷
  • 脳炎
  • 髄膜炎
  • 脳症
  • 頭部の放射線被ばく
  • 妊娠中の母親の喫煙や飲酒
  • 食品添加物
  • 環境汚染物質
  • 遺伝子のかかわり

しかし、これらがはっきりとした原因とはいえず、今の段階では「原因では?」というものがわかってきた状況です。

すべてのLDに遺伝子が関わっているわけではありませんが、例えば、読字障害は血のつながっている家族に同じ障害がみられることがあり、検査をすると遺伝子の異常も見つかることがあります。

LDの診断の仕方

基本的に、ある科目で1~2学年以上の遅れがある場合に学習障害を疑います。また、本人から学校の様子を聞きどんな科目が好きか、何が得意か苦手か、何が嫌いかをききます。
おおまかに、好きな科目と嫌いな科目を聞き出せれば、その子供の得意・不得意の分野がある程度推測できます。
LDの標準的な心理テストはWISC-ⅣとDN-CASです。

WISC-Ⅳ

児童生徒用のWISCという知的検査の第4版のことです。
全体的知能水準に加え、言語性、動作性という個人内差で知的構造を明らかにします。

DN-CAS

ロシアの神経心理学者であるLuriaの理論を基礎としてつくられた新しい知能検査です。
プランニング(P)、注意(A)、同時処理(S)、継次処理(S)の4つの認知機能(PASS)の側面から子供の発達の様子をとらえることができます。
5歳から17歳11か月まで幅広い年齢で実施が可能です。

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