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発達障害

発達障害の2次被害である反抗挑戦性障害と行為障害

2017/07/21

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発達障害の2次被害

 発達障害の子供たちは、社会生活にうまく適応できないことで様々なジレンマを抱えています。

幼いころに発達障害と理解されないまま、衝動的な子、扱いにくい子、性格の悪い子などのレッテルをはられて、しかられ続けて育つと、子供自身の心は傷ついていきます。

いつも「ダメな子」としかられていれば、「なぜ、そんなに責められなくてはいけないの?」「どうせ認めてもらえないから」「もう干渉しないでほしい」という気持ちが大きくなっていきます。

また、友達から疎外されたり、いじめられたりすることもあります。

そのような状況が積み重なると、自分を受け入れてくれない社会に対して反抗心や怒り、嫌悪が起きてくるものです。

発達障害の子供の成育過程において適切でない関わり方をすると、反抗挑戦性障害や後遺障害などを起こす可能性が高くなります。

反抗挑戦性障害や行為障害は二次障害であり、周囲の適切な対応で防げる障害です。

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反抗挑戦性障害

 反抗挑戦性障害では、大人の指示にわざとそむいたり、周囲に対して挑戦・挑発的でかつ反抗的な態度・行動がその特徴です。このタイプには命令的な指示より、本人の自主性を誘導するやり方が有効です。

また、他人の行動に対して不寛容になり、すぐにイライラしたり怒ったりします。さらには他人に対して根拠のない恨みの気持ちをもつこともあります。

このような行動の特徴はあっても反抗挑戦性障害では、法律に触れるような行為までは進みません。

反抗挑戦性の行動特徴の一つに、「~しなさい」という指示に過剰に反抗するということがあります。

指示に対して拒否したり、無視したりして従いません。注意されるとかえって興奮して言い返したりします。

このタイプには命令的な指示より、本人の自主性を誘導するやり方が有効です。

また、他人の行動に対して不寛容になり、すぐにイライラしたり怒ったりします。さらには他人に対して根拠のない恨みの気持ちをもつこともあります。

このような行動の特徴はあっても反抗挑戦性障害では、法律に触れるような行為までは進みません。

行為障害

 反抗挑戦性障害のある子供の行動がエスカレートし、万引きなどの触法行為、人や動物に対する過度の攻撃性や暴力、人の所有物の破壊行為、重大な規則違反などがみられると、行為障害と呼ばれる行動パターンに移行します。

行為障害は一過性のものではなく、反復し持続するものです。つまり本人の行動・特性として定着してしまっているのです。

反抗挑戦性障害から行為障害にまで発展させないための方法としては、まず、自尊感情を育てることです。

反抗的な態度にも批判や叱責するだけでなく、本人の他の行動の中に見られる良さを認めることが大切です。

そして、家族や教師、友人から愛されている、必要とされているという実感を持たせることも大切です。

周囲の人がその障害の特徴を認めて、見守ることが大切です。

反抗挑戦性障害の診断

少なくとも6ヶ月以上持続する拒絶的、反抗的、挑戦的な行動様式で、以下うち、4つ(またはそれ以上)が存在する

  1. かんしゃくを起こしやすい。
  2. 大人と口論することが多い。
  3. 都と名の要求や通常の規則に従うことを積極的に拒否することが多い。
  4. 他人を意図的にイライラさせることが多い。
  5. 他人の過ちを責めることが多い。
  6. 他人に対して気難しく、イライラしやすい。
  7. 怒りっぽく、よくおこる。
  8. 意地が悪く恨みをもちやすい。

その行動上の障害は、社会的、学業的、または職業的機能に臨床的に著しい障害を引き起こしている

その行動上の障害は、精神病性障害または気分障害の経過中にのみ起こるものではない

行為障害の基準を満たさず、また患者が18歳以上の場合、反社会性人格障害の基準もみたさない

行為障害の診断

他者の基本的人権または年齢相応の主要な社会的規範または規則を侵害することが反復し持続する行動様式で、以下の基準3つ(またはそれ以上)が過去12か月の間に存在し、基準の少なくとも1つは過去6ヶ月の間に存在したことによって明らかとなる。

人や動物に対する攻撃性

  1. しばしば他人をいじめたり、脅かしたり、脅迫したりする。
  2. よくけんかを自分からしかける。
  3. 他人に重大な外傷を及ぼすような武器を使ったことがある(バット、ブロック塊、割れたビン、ナイフなど)
  4. 他人に対して残酷な身体的仕打ちをしたことがある。
  5. 動物に対して残酷な身体的仕打ちをしたことがある。
  6. 相手と対面しながら物を盗んだことがある(首を絞める、財布のひったくり、ゆすり、強盗など)
  7. 性的行為を強要したことがある。

所有物の破壊

  1. 重大な被害を生じさせることを目的として、故意に放火したことがある。
  2. 他人の持ち物を故意に壊したことがある。

詐欺や窃盗

  1. 他人の家や建物、車に押し入ったことがある。
  2. 物品を得るためや気を引くため、あるいは、やらなければいけないことを避けるためによくうそをつく(他人をだます)
  3. 人に見つからないようにして、高価な物を盗んだことがある。

規範をまったく守らない

  1. 13歳以前に、両親から禁止されているにもかかわらず、よく外泊をする。
  2. 親や親代わりの人と一緒に住んでいるのに、2回以上、一晩家出したことがある(あるいはもっと長期間家出したことが1回以上ある)
  3. 13歳以前で、よく学校を怠ける。

この行動の傷害が社会的、学業的、または職業的機能に臨床的に著しい障害を引き起こしている。

患者が18歳以上の場合、反社会性人格障害の基準を満たさない。

発症年齢によって病型を特定せよ
小児期発症型:10歳になるまでに行為障害に特徴的な基準の少なくとも1つが発症。
青年期発症型:10歳になるまでに行為障害に特徴的な基準は全く認められない。
重症度を特定せよ。
軽度:行為の問題があったとしても、診断を下すのに必要である項目数以上に余力はほとんどなく、および行為の問題が他人に比較的軽微な害しか与えていない(例:うそをつく、怠学、許しを得ずに夜も外出する)。
中等症:行為の問題の数および他者への影響が軽症と重症の中間である(例:被害者に面と向かうことなく盗みをする。破壊行為)。
重症:診断を下すのに必要な項目数以上に多数の行為に問題があるか、または行為の問題が他者に対して相当な危害を与えている(例:性行為の強制、身体的残酷さ、武器の使用、被害者の面前での盗み、破壊と侵入)。

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